日本鋼管不動産株式会社 代表取締役社長殿
前略
昨夜第一日暮里小学校で、富士見坂の眺望が危ないという趣旨でシンポジウムを行ったなかで、フロアからの発言で貴社のトップあてに葉書・手紙をみんなで書こうという提案を受けて、お便り致します。益田兼房(東京芸術大学)、森まゆみ(地域雑誌「谷根千」編集人)の両者を迎えてのシンポは、小さな部屋で70名程の集まりでしたが、フロアには千葉などの遠方から駆けつけてくれた方々や、荒川区から数名、文京区から1名の区議さん、大学教授等が参加し、熱気ある議論ができました。日暮里富士見坂を守る会に対して、もっとこのようにしたらよいのではないかとの提案が相次いだ次第です。詳述する余裕はありませんが、坂周辺の方々のみならず、富士山がこの日暮里富士見坂から永久に眺望できるようにと、都民あるいは国民として皆さん熱心な思いを懐いていることが確認できました。最後に残った貴重な眺望ラインを、今からでも何とか保全できないかとの強烈な願望が、もっと強力に運動できないのかとの叱咤激励になって飛んできた次第です。提案としてこれから活かしていけそうな内容は、
平成一二年一月二九日 日暮里富士見坂を守る会 |