12都市地公陳第3号
平成12年5月24日





日暮里富士見坂を守る会
会長  小川幸男 様
副会長 金子 誠 様

東京都都市計画局地域計画部
公園緑地計画課長 上田 恭幸





 日頃、東京都の都市計画行政にご理解を賜り、感謝申し上げます。
 さて、平成12年5月15日付けで知事宛に出されました日暮里富士見坂に関わります公開質問状につきまして、下記のとおり回答いたします。


 1点目のおたずねですが、建築基準法等、法的に認められていることについて、景観条例で規制することは出来ないと理解しています。
 このため階数を下げることによる損失の一部補填や、日本鋼管(株)に対し階数の削減を都として提案することについてのご要望には恐縮ですが添いかねます。


 2点目の条例等の整備に関するおたずねですが、上記と同様に、現在の日本の法制度上では私有財産権の一部を公権力により規制する条例等の整備は困難と考えています。今後、広範な議論が深まり、世論の趨勢がそのような方向に転換すれば制度の改正も可能になると考えます。


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